どんなに技術が発展しようとも


IT革命が進み、人と人との繋がりが希薄になったと言われる昨今。
時代は目まぐるしく進み、やがてAI(人工知能)によって、人間の仕事はどんどんオートメーション化されそのほとんどをコンピューターに奪われていくといいます。利便性を追求しその技術を発展させてきたのは他でもない人間です。
私たち人間は、より良い暮らしの為いつの時代も職務を全うし、労働で疲弊した心と体をささやかな衣食住において癒し、そしてそれを活力とし次の世代へと受け継いできました。この先そんな人間らしい生活や心が、本当に世の中から無くなっていくのでしょうか?

私は学生時代からの十数年、青春時代と呼ぶには長すぎる時間をバンドという音楽活動に費やしてきました。
その十数年を振り返ると、私の人生は社会貢献とは全く無縁の人生でした。
それは悪しき慣習でもあり、またロックミュージシャンとはそういうものだと思っていましたし、その日暮らしの自分の生活を維持させることで精一杯でした。
しかし自身の店舗を持ち、たくさんの方々と話をし、プライベートでは結婚もし、子供も授かった今、自分も社会の一員であるということを痛感し、社会の中で生かされていることを知りました。

経営者としてはまだまだ1年生であり、これからも勉強し学び続けなければなりませんが、私のこれからの責務は、良い仕事をし、お客様に最大級の満足を提供し、その対価としてお金を頂き、社員を養い、家族を養い、納税することだと思っております。
どれだけ文明や技術が発達しようとも、社会に人が生きて共存している以上、思いやりやおもてなし、気遣いの心を失くして発展し尽くすことはないのではないでしょうか。

私は人が大好きです。学生時代、バンド時代、全ての時代に共通して言えるのは、本当に人に恵まれていたということです。その方々に指導して頂き、何度もチャンスを頂き今の自分があるのです。

私の理念は、人と人を繋げ、私自身も人と繋がり、人が人の心を持ち続けられる様な優しい社会を創り上げる一役を担いたいと思っています。そして私がそうであった様に、今後は若い人材に多くのチャンスを与えられる様な組織作りを目指すということももう一つの理念です。
大好きなこの京都でしっかりと社会貢献をし、OFFICE SANDを成長させて参ります。

OFFICE SAND
代表 柴田英行